サーボプレスはいまや会員の10数社が生産し、それぞれが技術力を発揮した独自の商品化を行っています。
日本発の世界に先駆けたサーボプレスを出来る限り「安全なプレス」として開発し提供することは、会員各社の使命であるとして、当工業会の技術委員会のなかにサーボプレス規格・標準化検討部会が設けられ、2年間にわたる分科会検討を経て、2006年3月に「工業会規格TI 103サーボプレス-安全要求事項と方策」として決定いたしました。
このサーボプレスの工業会規格はプレス作業者のハンド・イン・ダイ作業の安全確保を基本とした構造要件を制定するとともに、リスクアセスメントによる許容可能リスクを定め、安全対策を図った適切なリスク低減となる方策を定めています。
要点は以下の3点です。
1、"ソフトが介在する機械”であり、外乱等による制御不能状態時でも確実に停止させる機能をもつこと。
瞬時逆転に対する方策を確実に採ること。
2、"サーボロック”による停止状態と”機械式ブレーキ”を使用した停止状態の安全確保に関する詳細検討。
3、緊急時ブレーキングの確実性を保証すること。 |